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11月理事会 理事長あいさつ

2018.12.04

今日は神奈川県で問題になっている「医療ツーリズム専門病院の開設申請問題」を通して、外国人医療全般の問題や自由診療の拡大が保険診療・地域医療・国民皆保険制度へ及ぼす影響について、訪日外国人に対する医療提供に関する国の総合的施策等に照らして学習しました。今後の趨勢を注視してゆきたいと思います。

その他重要な議題として、諸規程改訂問題の背景にある「労働条件の底上げと新たなワークスタイルの導入」提案について再確認をしました。この提案は、「労働時間等を世間並みに変更することで、4週8休制度を守り、職員給与の引き上げ、非常勤職員の最低賃金引上げ、再雇用者の労働条件引き上げを行い、持続可能な経営条件の基礎を作る」内容となっています。こうした提案に対して、労組側が医療介護を取り巻く時代状況と主体的力量への客観的認識、横福協の将来を担う主体性を基に、適切な判断をすることを期待していますが、私たちの民主的経営や労働組合運動の在り方と質が同時に試されている状況と思います。

現状に固執せず温故知新の気概で、民医連総会方針で我が足元を照らしながら、現状固執ではなく幅広い認識に基づいて、主体的に考え、新しい時代を乗り越えてゆく労務環境条件を整えたいものです。執行役員一同は職員への教育的視点と経営的責任をバランスよく発揮しながら、適切な判断と対応をしてゆきたいと思います。